家づくりのコツ

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ままここっと
Vol.14

求められるニューノーマル(新常態)な家

32坪のコンパクトな空間に新時代の工夫がギッシリ
新型コロナウイルスの世界的流行によって、私たちの生活様式は大きく変化しました。社会に大規模な変化が起こると、それ以前と同じ姿に戻ることは難しく、新たな常識が定着するそうです。それをニューノーマル(新常態)と言います。今や、住宅にもニューノーマルが求められているのです。
5月中旬、前橋市の南部、宮地町にオープンするコンクスハウジングのモデルハウス「和み」はまさに、ニューノーマルな家です。敷地面積62坪、延べ床面積32坪の平屋建て(一部、2階部分あり)。このコンパクトな空間に、新しい暮らしに適応した工夫がギュッと詰まっているのです。
工夫ポイント次の通りです。一つ目は、仕事スペースや作業スペースを確保していること。在宅ワークが増え、「家庭=仕事場」という人が多くなりました。家族に気を使うことなく、仕事に集中できるスペースを2階のホール部分に設置しています。もちろん、ネット環境もしっかり整備。
二つ目は、充実したおうち時間を過ごせる設備の数々です。ゆったりしたアイランドキッチンを採用し、家族みんなで料理を楽しむ。ひさしのあるインナーテラスでBBQやおうちキャンプに挑戦するなど。収納力抜群のファミリークローゼットもうれしいポイントではないでしょうか。
ストレスフリーな空間づくりや、15年・30年先を考えた間取り
工夫ポイントの三つ目は、ストレスフリーな空間づくり。1階は風呂、洗面所以外、すべてオープンな開放的スペースになっています。伸び伸びと心地よく暮らせること間違いなしです。また、建物用の空気清浄機を2階の小屋裏に設置し、常にクリーンな空気を循環させるようにしています。
「今快適、15年先充実、30年先大満足」、これが私の考えるマイホームの在り方。家族のカタチは歳月とともに変わります。子どもたちは成長し、いつかは家を離れるときが来ます。そのためにも、子ども部屋はあまりつくり込まずに、いろいろなカタチに変化できる、可変スペースとして捉えることが重要。
また、夫婦が高齢になったとき、車イスでも自由に行き来できるよう、浴室、トイレ、通路、寝室はゆったりと設計しておくことが大切です。ぜひ、未来を見据えた住まいのアイデアを宮地町のモデルハウス「和み」でご覧いただければと思います。
※この記事は「子育て情報誌 ままここっと2021年春号4/12発行」にも掲載されました。