家づくりのコツ

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ままここっと
Vol.15

15年先、30年先を見据えた家づくり

子どもが主役でなく夫婦のための家をつくる
 マイホームを考える際、多くの人は子どもの誕生や入学などがきっかけとなります。そのため、広い子ども部屋をつくってあげたい、子どものモノをしまう大きな収納がほしいなど、「子どもが主役の家づくり」になってしまいがちです。
しかし本来、マイホームは夫婦のためのもの。子どもと暮らす今だけでなく、夫婦二人きりになったときの居心地の良さも念頭に入れて、家づくりをしてほしいですね。
それをカタチにしたのが、前橋市宮地町にオープンしたコンクスハウジングのモデルハウス「和み」。62坪の敷地に、32坪の平屋(一部2階あり)が建ち、3台分の駐車スペースがあります。
広い土地がなければ平屋は建てられない、という従来の考えを、さまざまな工夫により一掃したこの家。テーマは「今快適。15年先充実。30年先は大満足」です。
15年先とは、子どもが巣立つとき。それを見据え、子ども部屋は、最初からあまりつくり込まない多目的な空間にしてあります。クローゼットも付けていません。その代わりに天井に立派な梁を設置し、子どもたちが小さいときはハンモックを吊るして遊ぶことも。子どもが巣立ったあとは、夫婦の趣味の部屋やオシャレなセカンドリビングとして利用できるようにしています。
夫婦で一緒に料理を楽しむための大きなアイランドキッチン。また、広いインナーテラスは、ファミリーでBBQをしたり、夫婦でブランチタイムを過ごしたり…。おうち時間を充実させる素敵なスペースになっています。
車イスで楽々移動できる開放的なスペース
マイホームを建てて30年も経つと、夫婦は年齢を重ね、介護も視野に入る時期。8割以上の人が人生の最期は施設ではなく、自宅で過ごしたいと望んでいます。それを阻んでいるのが狭い廊下や階段などの住宅事情。
「和み」は車イスでも移動できるよう、フルフラットで開放的な間取りにしました。浴槽や寝室のドアも広く取った介護のしやすい家です。これなら大規模なリフォームをしなくても、老後、自宅で快適に過ごすことが可能です。
 また、インテリアコーディネーター・荒井詩万さんが手がけたジャパンディー(日本と北欧の融合)な空間も「和み」の魅力の一つ。ぜひ足を運んで、その空気感や30年先まで快適に過ごすための工夫ポイントを体感してみてください。