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12月13日は正月事始めの日

2025年12月12日
12月13日は正月事始めの日

なぜ12月13日が正月事始めかというと、日本では古来から12月13日に門松やお雑煮を炊くための薪など、お正月に必要な木を山へ取りに行ったことが由来となっています。また江戸時代の中期まで使われていた宣明暦(せんみょうれき/中国暦の一つで日本では最も長く採用された暦)によると、旧暦の12月13日の二十八宿(中国の天文学・占星術で用いられた考え方)は必ず「鬼の日」となっており、婚礼以外の全てのことが「吉」とされていることから、正月の年神様を迎えるのに良いとされ、12月13日が「正月事始め」として選ばれたのだそうです。この時期は「師走」と言われ、忘年会やクリスマスなどの行事や年末商戦など仕事もプライベートも様々なことで忙しい時期です。年末にゆっくりとした時間を過ごすためにも、また年神様を迎えて来年も充実した一年間になるように願って、早めの正月の準備を進めてはいかがでしょうか。

正月事始めにちなんで、日本では当たり前のように年末に大掃除をしますが、欧米やヨーロッパなどにはそのような風習は無いそうです。世界的に見ても年末に大掃除をするのは珍しいようですが、なぜ日本ではお正月を迎える前に大掃除をするのでしょうか。

それは新たな年に年神様を迎えることになるため、その年の溜まった一年分の汚れを綺麗にする必要があるという考え方からだそうです。いかにも昔の日本らしい風習ですね。このような大掃除の風習が生まれたのは平安時代の頃だとされていて、江戸時代になると大奥では必ず「すす払い」を行う事が決められていました。そしてこの大奥の風習を民家が倣うようになり、年末の「すす払い」が一般的に定着するようになりました。年末の大掃除、やはり普段できない場所の掃除もしたりしますので、新年を迎えるにあたり、サッパリ、スッキリしてやはり気持ちの良いものですよね。忙しい年末ではありますが、できる範囲で大掃除しましょう。

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