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「経年劣化」と「経年変化」

経年劣化」と「経年変化
それぞれの言葉の意味や違い、お分かりになりますか?
今回は「経年劣化」と「経年変化」についてお話しします。

建物は年月が経つにつれて進む「劣化」と「変化」があります。
「経年劣化」するものには、太陽の紫外線や雨風を直接受ける建物外廻り素材と、内部素材の強度低下などがあります。外廻り素材では、屋根材、樋、破風、軒天、サッシ、ウッドデッキなど。内部素材では、複合フローリング、畳、既成プラスチック製品などです。これらの素材に関してはコストとのバランスも重要ですが、メンテナンスフリーとなりうる素材選定がポイントになります。

一方、「経年変化」とは、年月の経過とともに味わいをおびてくる変化を言います。できればこの「経年変化」を「経年美」と捉えられるような素材選びをしたいところです。特に無垢の素材の経年美には、ほかに代えられない美しさ心地よさがあります。
塗壁にも、本物の味わい深さぬくもりが感じられます。その分コストはかかりますが、長い目でみると複合フローリングより無垢床、ビニールクロスより塗壁のほうが、メンテナンスフリーで快適に住み続けることができる場合も少なくありません。

30年先の住まいをイメージしながら、「飽きがこない」「使いやすい」「メンテナンスフリー」な素材を積極的に取り入れていきたいものです。